リスティング広告やディスプレイ広告など、インターネット広告には数多くの種類が存在しますが、結局のところ何を選べばよいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今回は、Web広告の中でも比較的新しいMEO(Map Engine Optimization)について解説します。
MEOは、スマートフォンを利用するユーザーに特に効果を発揮し、整骨院や飲食店だけでなく弁護士事務所や税理士事務所といった士業とも相性が良いと言われています。
- SEO
- リスティング広告
と比較しながら解説するため、どの施策を導入するか迷っている方は必見です!
MEO対策とは?
MEOとはGoogleマップなどの地図アプリの検索結果において、上位表示を目指す施策です。
例えば「池袋 ラーメン」と検索すると、地図と一緒に池袋にあるラーメン屋さんが一挙に表示され、1番近いお店や1番評価の高いお店を一目で確認できます。
ローカル検索結果では、地図と一緒に営業時間や休業日などのお店選びの判断材料となる情報を表示させることが可能です。
『地名+キーワード』での検索は実際に行く予定のある場所や現在地で検索することが多いため、来店の見込みが高いユーザーに繋がります。
MEOのメリットについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
MEOとSEOの違いは?
SEOとは、検索エンジンにおいて特定のキーワードの上位表示を目指す施策です。
Googleがアルゴリズムをアップデートするたびに一部変動がありますが、ユーザーが指定したキーワードに対してより適切な答えを示すサイトが上位に表示されます。
※SEOについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
SEOと比較したMEOのメリットを2つ紹介します!
上位表示までの期間が短い
MEO対策はSEO対策に比べて、上位表示までの期間が短い傾向にあります。
SEO対策は内部構造を整えたり、コンテンツを追加したりと、サイト全体の施策を行わなければなりません。
そのため、一般的には上位表示まで6ヶ月~1年の期間が見込まれます。
一方、MEO対策の場合は、早ければ1週間ほどで上位表示を実現するケースもあります。
具体的なMEO対策について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
SEOよりも上位表示が狙いやすい
MEOでは、ターゲットとする地域にある店舗のみが競合となります。
SEOと比較すると、まだ参入している企業や個人が少なく、上位表示を達成することは難しくありません。
また、SEOでは費用をかけずに対策することが非常に困難です。
そのため、Webマーケティングに大規模な投資が行える大企業が有利となり、規模の小さな企業や個人店のウェブサイトは太刀打ちすることが難しい状況でした。
一方、MEO対策では広告の対象範囲が特定の地域に限定されているので競合はより少なくなります。
さらに、無料で作れるGoogleマイビジネスアカウントを所有した実店舗だけが表示されるという点でも公平に競争することができるのが特徴です!
MEOとリスティング広告の違いは?
リスティング広告と比較したMEO対策のメリットを2つ解説します。
リスティング広告とは、Googleの検索エンジンの結果と関連して表示される広告のことを指し、PPC広告や検索連動型広告とも呼ばれています。
コスト
リスティング広告で上位表示を継続するためには、広告費を払い続けなければなりません。
配信を停止しまうと、検索結果に表示される事はなくなります。
一方でMEOやSEOでは、自分で対策を行う場合、検索結果に上位表示されたことで費用を請求されることはありません。
より効率的な運用のために外部の業者に依頼する場合でも、SEO対策の業者に比べて相場価格が低い傾向があります。
※参考: MEO対策の相場を解説!業者に委託するメリットとは?
クリック率
Wordstream社が公表しているデータによると、Google広告におけるリスティング広告の平均クリック率は業界全体で3.17%となっています。
一方で、Backlinko社が公表するデータによると、SEO対策の成果となる、Google のオーガニック検索結果で第1位の結果は、平均のクリック率が31.7%です。
MEO対策の成果はSEO対策による上位表示よりもさらに上に表示されるため、SEO対策による約30%のクリック率か、それ以上の成果が見込まれるでしょう。
今回は、SEO、リスティングと比較しつつ、MEOのメリットを解説しました。
Web広告を検討する際の一助となれば幸いです!