MEOとは『Map Engine Optimization』の頭文字を取った略称で、直訳すると『マップ検索エンジン最適化』を意味します。
これはGoogleマップ上で自店舗の発信する情報を最適化する事を指し、具体的にはGoogleで検索した際のファーストビューに表示されるGoogleマップから引用される検索結果(ローカル検索結果)の上位に表示されるよう対策を行う事です。
ローカル検索結果はSEO対策された他のWEBサイトよりも上位に表示されるだけでなく、競合の地域と業種が限られるため、その参入しやすさも魅力の1つです。
あらゆる業界で注目されるMEO対策ですが、今回は特にMEO対策が向いているおすすめの業種を解説します。
MEO対策すべき業種
MEO対策をするべき業種とは"業種+地名"など、地名を含めて検索されやすい業種です。
お店選びの際に立地が重要視される業種や、何度も通う必要のある業種があげられます。
飲食店
飲食店を選ぶ際は広い範囲で漠然と探すことよりも、" ラーメン 八王子"や"ランチ 渋谷"など、飲食店が検索される場合は地名も一緒に検索される場合が多いでしょう。
同じ地域に競合がいる場合、"イタリアン"や"ラーメン"といった大きな枠組みだけではなく、"石窯ピザ"や"激辛ラーメン"といった細分化したキーワードを狙うことが効果的となります。
※キーワードの設定方法や選び方について解説した記事はこちらです。
また有名な建物や観光スポットが近くにある場合もMEO対策が効果的です。
MEO対策では地域名のみならず、
- 東京タワー イタリアン
- 五稜郭 イタリアン
といった有名な建造物でもローカル検索結果が表示されます。
地元の人々だけでなく、外部から訪れた人々も想定してアピールしましょう!
医療機関
歯科医院や整骨院など定期的な来院が必要となる医療機関は、職場近くや自宅付近を選びたいですよね。
そのため、ユーザーの現在位置情報から検索できる地図検索エンジンとの相性が良くなります。
- 上板橋 親知らず 抜歯
- 大宮 腹痛
- さいたま 産婦人科
など、地域名と合わせて診療科目や症状といったキーワードが対策の対象となります。
その他にも"日曜診療"や"夜間診療"など診療時間に関わるキーワードも医療機関ならではのキーワードと言えるでしょう。
また、ユーザーが病院選びの際に重要視するのはクチコミです。
クチコミに対して誠実な返信を行う等、特にクチコミに関するMEO対策を重点的に行うことで、検索エンジンからページを見たユーザーに良い印象を与えることができるでしょう。
MEO対策のポイント
ローカル検索結果で上位表示達成するにあたり、順位決定の基準となる重要なポイントは次の3点です。
- 関連性
- 距離
- 視認性の高さ
この3つのポイントを押さえた上で具体的なMEO対策を行うことで、ひとつひとつの対策における目的と手段の関係を理解しやすくなるでしょう。
関連性
関連性とは、ユーザーが指定した検索語句と店舗との関連度合いを指します。
Googleマイビジネスでオーナー登録をして店舗情報を編集する権限を得たら、まずは店舗のカテゴリや説明といった基本情報を充実させましょう。
店舗の基本情報を正しく入力することで、検索から行きついたユーザーにとって有益な情報となるだけではなく、ユーザーが検索するキーワードにも引っかかりやすくなります。
距離
距離とは、検索語句で指定された場所から店舗までの距離を指します。
地域名が指定されていない場合にはユーザーの位置情報をもとに判断されます。
まずは最低限、正しい住所が記載されていることを確認しましょう。
その他にも、最寄り駅や近くで目印となる建物から店舗までの経路が正しいことを確認してください。
視認性の高さ
視認性の高さとは、簡単に言うと"その店舗がどれほど認知されているか?"という指標となります。
ビジネスについてのWEB上の情報も影響を与えるため
- 登録されたWEBページの掲載順位
- 店舗に関する記事
- SNS上の発信
など、WEB上のあらゆる活動がMEOに対策に繋がります。
おすすめの業種に該当しなかった場合でも、実店舗型のビジネスであればMEO対策との相性が良いと言えるでしょう。
MEO対策はSEO対策など他WEBマーケティング手法と比べても、比較的費用を抑えて運用することが可能です。
少しでも興味のある方は、まずは無料で出来るMEO対策から始めてみてくださいね。
※初心者にオススメのMEO対策について解説した記事はこちらです。